温度計センサーを扱うポイントとは

温度計のセンサーは適切に扱うことが重要で、温度や湿度の範囲はメーカーが想定する、正常に機能する範囲内で使用を行うことが大切です。使用条件を外れる環境で使ったり、メーカーが想定する以上に急激に状況が変化する環境で使用すると、温度計のセンサーが損傷したり、信頼性が低下する可能性があるので注意です。一般的に市販されている温度計は、常温の環境で使うことが想定されていますから、それ以外の環境や用途だと信頼性が担保されないです。センサーに対する影響がそもそも未知数なので、一時的に誤差が大きくなったり数値が乱れる程度ならマシですが、恒久的に反応しないように壊れてしまうこともあり得ます。

温度計を設置するなら、屋内用であれば雨風や直射日光が当たらない場所を選び、センサーが正しく機能する条件を守って設置することが大切です。例えば冷房や暖房の近くは風の影響を受けやすいので、こうした空調家電の近くは避けるのが鉄則となります。空調といえば換気扇の近くも避けるべきですし、空気清浄機や加湿器の吹き出し口付近からも離すことが大事です。防水ではない温度計を温度差の大きい場所や加湿器の吹き出し口近くに設置すると、センサーが結露したり最悪電子部品がショートして壊れる恐れがあります。

寒い屋外から暖かい室内に持ち込む場合も、急激な温度変化があると結露しますから、しばらく玄関に置いておき次に部屋の前、そして部屋の中に入れるのが正解です。

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