湿度計のセンサーは取り扱いの注意が沢山

湿度計の要ともいえるセンサーは思いの外繊細で、高温多湿の環境に置くと劣化したり、精度が低下する恐れがあります。また急激な温度変化も湿度計のセンサーにとって好ましくありませんから、頻繁に温度が変わるような場所で使用したり設置を行うのも避けた方が良いです。半導体のセンサーは、粉塵やガスなどの影響も受けやすく、湿度計が劣化する要因になるので注意が必要です。特に交通量の多い道路と面している建物だったり、窓を開ける機会が多い場所の使用において注意したいところです。

粉塵やガスは半導体を劣化させることもそうですが、汚れとして付着することで精度に影響を与えるのも、避けるべき理由となっています。湿度計のセンサーは、タバコや煙も少なからず影響するので、喫煙をしたり燃焼が発生する調理を行い場所などは避けた方が無難です。油もセンサーを劣化させる原因になる恐れがありますから、一般家庭だと調理をするキッチン付近、それ以外ならオイルが飛散する工場などが注意すべき環境となります。湿度計そのものは万が一壊れても人命に影響を与える可能性は低いですが、湿度の監視が人命に関わるものであれば、間接的に影響することになるので注意です。

メーカーは想定される用途と正常に機能する環境の条件を説明書に記載しているので、想定外の用途や環境での使用もNGとなります。ガスが発生する環境で使用するなら、最初からガスに耐えられる製品を選ぶべきですし、環境条件が合致して初めて正常な測定結果に期待することができます。

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