和牛育成牧場で実施する温度管理

世界では今、空前の日本ブームが巻き起こっています。エンターテインメントから文化、さらにはサブカルチャーにまで波及をしており、日本食も大変な人気です。寿司・串カツから揚げもの・菓子パンなどは、アメリカやイギリスでも輸入をされるようになりました。そしてセレブの間では和牛も高い人気となり、ハリウッドスターたちは来日をしたら必ず国内の有名レストランで食べられています。

神戸から松坂、そして但馬に米沢牛などが和牛ブランドに指定をされているものです。この名称は農林水産省が厳しい品質チェックをしてから認定を与えているのがポイントです。一般的な肉は国産としか記述をされません。全国各地に牧場があり、生産者は毎日24時間365日の態勢で対応をされています。

畜産業でもっとも重んじられるのは、温度管理です。生体を取り扱う業務なのでこの温度管理をシビアにしないといけないのは多くの方が理解をされるでしょう。とくに著名な和牛を扱う際は、細心の注意を払わないといけません。簡単に松坂牛を扱っている肥育牧場の温度管理を見ていきます。

まず牛舎には100個以上の温度計センサーを設置しており、すべて全自動システムで記録観察と管理を実施しているのがポイントです。以前はスタッフが1時間おきに巡回をしてましたが、人手が足らず長時間労働を強いることにもなるので今では避けられています。全自動なら事務所から遠隔で確認ができるので、少ないスタッフで対応ができます。

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